2016年09月07日

8月の「いと、お菓子!」

8月の「いと、お菓子!」

ご案内
暑中お見舞い申し上げます
お盆は旧暦7月15日を中心に、祖霊をお迎えして、もてなし、お送りする行事です。「日本書紀」によれば、古く推古天皇の時代にはお盆の習わしがあったようです。「盂蘭盆会」という仏教行事であるとともに、その渡来以前から日本で行われていたであろう祖先の霊を祀る習わしの名残でもあり、これらが合わさったものと言われています。
この頃に畑に耳をつけると、ゴーッと地熱の沸くような音がするそうな・・。地獄の蓋が開いて霊が飛び出してくるので、仕事はしてはならない日なんだとか・・・(^_^;)


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チョコレート饅頭

現代では、和菓子と洋菓子の境界線が曖昧で、「和」の材料や香りを前面に主張した洋菓子、諸外国から輸入された材料やクリーム、油脂などを配合した和菓子、餡をサンドしたスポンジ生地、生クリームの入った大福やどら焼き・・・・、まさしく和洋折衷のオンパレードです。先人の知恵と挑戦のおかげで、お菓子の世界もどんどん広がっていきます。
その先駆け的な存在が、今回の「チョコレート饅頭」。。ギブ ミー チョコレート!がお饅頭と合体。銀紙や金紙の個包装が懐かしいアレです。チョコレートもココアも洋菓子の材料ですが、中に餡を包むと不思議に和菓子として落ち着いてしまいます。ホロホロの黄身餡や刻みチョコレート入りの小豆餡を包んで、昭和の時代を懐かしむひと時をご一緒に!!

8月の「いと、お菓子!」


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一粒栗饅頭

和菓子の王道「お饅頭」。和菓子の中でも古くからあったもので、全国至る所に「~饅頭」と名のつく銘菓があり、お店の繁盛に貢献しています。作り方も比較的簡単だと思われてもいるようですが、種類の豊富さや製法の奥深さ、技術的には微妙な難しさを秘めているのも事実です。和菓子の材料に卵が使われるようになったのは、カステラなどの南蛮菓子の渡来以降のことで、更にバターなどの使用は明治以降です。焼き饅頭は和菓子の世界ではかなり新しい部類に属するものです。そして、香ばしい焼香が最大の魅力です。
高級素材「一粒栗甘露煮」。甘露(かんろ)とは、中華世界古代の伝承で「天地陰陽の気が調和すると天から降る甘い液体」だそうで、インド神話の伝承では「不死の霊薬」とも・・・。栗は古代から珍菓とされ、現代では和洋菓子の区別なく広く使用されています。
これら二つのコラボで出来上がったのが今回の「一粒栗饅頭」。
和菓子副材料として主流のひとつは何といっても「栗」。以前は、栗を刻んで餡に練り込み、形を小判形に成形したものが多かったですが、80年代以降は、栗の甘露煮を丸ごと使って丸形に成形した高級和菓子として変身、以来圧倒的な人気の和菓子のひとつです。
ホクホクの栗をより一層のホクホクに仕立てて、コロッと顔を出す一粒栗に大いに満足してください。

8月の「いと、お菓子!」



県営吉田公園 緑花大学

お題 「立秋」
「お供え団子」

8月の「いと、お菓子!」
桔梗・乙女菊  練り切り製
お供え団子  米粉製



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