2018年08月29日

いと、お菓子!2018 8月

8月講座のご案内
       
  暑い夏を涼しく過ごす遊びや知恵が、昔ながらの暮らしに見つかります。金魚玉・花火・浴衣・納涼床など、涼をいただく素材はいっぱいです。青空に浮かぶ入道雲、強い日射しにくっきりと陰影がついた緑、雨のようだと名付けられた蝉時雨。麦わら帽子に虫取り網の子どもたちに会えれば、懐かしくもほっとした気持ちにもなれそうです。

はりはら塾

あんまき

 和菓子に火を通す方法は、焼くか蒸すかの二通りです。焼く方法には、天火やオーブンに入れて焼く方法と平らな金属製の板にのせて焼く方法のどちらか。。。どら焼きは菓子の大きな分類では焼き菓子とされ、菓子屋は熱効率のよい銅板を使うのが一般的で、この銅板は平鍋と呼ばれます。これに生地を流して焼成します。
表面はこんがりとキツネ色に焼けているが、皮肌はシットリやわらかなのが美味しさの秘訣です。このような配合・製造方法の生地は中華種と呼ばれます。同じように平鍋を使う和菓子には、同じ中華種の艶ふくさ・トラ皮やき・あん巻き、関東式といわれる焼き皮の桜餅などがあります。
 あん巻き、大あん巻き(おおあんまき)は、愛知県三河地方の銘菓。薄く細長く焼いた生地(現代のホットケーキ生地)で餡を巻いた和菓子です。江戸時代に、東海道五十三次39番目の宿場町 愛知 池鯉鮒(知立)の地で、小麦粉を延ばして焼き二つ折りにして畑で穫れた小豆を塩あんにして中に挟んだのが『あんまき』の始まりだそうです。
 愛知県知立市では大あんまきが名物とされます。また、愛知県豊橋市ではもっちりあん巻きが名物。静岡県浜松市の奥山半僧坊の近辺でも売られています。知立市の大あんまきの歴史は、1890年創業の小松家本家が元祖であり、藤田屋の大あん巻きも広く知られており知立市内には他にも何店舗か存在します。
 現代では、各種餡・チーズ・お餅・フルーツ・生クリーム等のバリエーションもあり、お好みを見つけるのも楽しみです。
あんまきは三河名物!。名古屋は尾張。三河は三河人であり、尾張は尾張人。他県民からすればどうでもいいような自覚がわりとはっきりしているようです。(笑´∀`)


梅餡・お茶餡・漉し餡・ゆず餡

カフェ・マスカルポーネ

 イタリア生まれのケーキ「ティラミス」の大流行でいちやく有名になったのが、その材料として使われた『マスカルポーネ』です。まるで砂糖が入っているのではないかと思えるほどの甘みがあるため、チーズケーキやムースなどの製菓用チーズとしても知られています。もちろんそのまま食べても十分においしく、今やイタリア全土で生産されています。ホイップした生クリームとバターの中間のようななめらかな舌触りがあり、濃厚でねっとりとした食感があります。塩分や酸味はマイルドで、ミルクの品の良い甘みがたっぷりとつまっています。また、脂肪分が80%以上もありますが、他のクリームチーズと比べても爽やかな風味があり、やわらかな口当たりはデザートチーズにピッタリだといえるでしょう。とても食べやすいチーズですから、ジャムやフルーツと一緒に食べたり、パスタのソースにしてもGOOD。エスプレッソに浮かべれば、ティラミス風のデザートが簡単に作れます。また、こってりとした濃厚なこの味わいには、甘口ワインがぴったり。イタリアを代表する甘口のスパークリングワインや、ちょっと珍しい赤の甘口スパークリング、フランスの甘口白ワインなど、どれも極上のデザートになります。「マスカルポーネ」は、どんな場面でもおいしく食べられる便利なチーズだといえるでしょう。。。。
 で、今回はサイコロ状のコーヒーゼリーを合わせて、同時に味わえる贅沢な一品です!




県営吉田公園緑花大学

お題「立秋」竹筒水羊羹



和菓子製造技能検定1級の実技試験課題 はさみ菊   2級の実技試験課題 へら菊  に挑戦

  


Posted by 扇松DO at 12:41Comments(0)いと、お菓子!