2017年07月23日

7月のいと、お菓子!

ご案内
もう少しで梅雨明けでしょうか。夏の風が熱い空気を運んできます。「黒南風(くろはえ)」「白南風(しろはえ)」、雨雲が覆う梅雨空では黒、鮮やかな青い空の下では白、風にも色があるようです。熱、暑、等を語源とされる夏の色は「朱」、気温も湿度も高くつらい季節です。炎暑・炎昼・酷暑・溽暑・・・、負けてはいられません!

はりはら塾

はちみつレモンのチーズムース

蜂蜜とレモンは広く知られた定番の組み合わせです。レモンに含まれるクエン酸は疲労の原因物質となる「乳酸」の生成を押さえる効果があります。また、はちみつの糖分であるぶどう糖と果糖は構造がシンプルな成分のため、吸収が早く胃腸への負担が少ないのです。摂取してから早く効果が得られるのでマラソン選手の給水に使われるドリンクにもはちみつが入っている事が多いそうで、疲労回復が期待できます。また、レモンのビタミンCとはちみつの持つ殺菌効果で喉の炎症を和らげる効果があるので、風邪の初期症状にも良いようです。他に、レモンの皮に含まれるリモネンやシトラールは、脳の疲労を回復する効果が期待出来ます。爽やかな香りで気分がほっとされる方も多いのではないでしょうか。また、はちみつも脳の栄養として疲労回復の効果があります。甘酸っぱい味も緊張やイライラを和らげてくれます。




県営吉田公園 緑花大学

お題「朱夏」



石清水 鹿の子製  朝の花 煉りきり製


  


Posted by 扇松DO at 23:23Comments(0)いと、お菓子!

2017年07月18日

6月のいと、お菓子!

ご案内

 「水無月」陰暦6月の異称です。梅雨の時期なのに水の無い月とは・?
由来は、「田んぼに水を引く月」であることから、「水無月」になったという説です。それでも、水が無い月では?とすぐに思いますが、それは、「水無月」の「無」に秘密があるようです。この「無」は、連体助詞といって、名詞と名詞をつなぐ助詞で「無」は、「の」という意味。やはり「水無月」は、「水のある月」でした。

はりはら塾

水無月 みなづき

 「水無月」は、夏越しの祓いと氷室の節句の二つの行事に由来する六月の菓子。京都では、厄除けの意を込めて六月三十日に食べる習わしがある。
「夏越の祓」は、神社の境内に作られたチガヤで編んだ輪の中を、「水無月の夏越しの祓する人は、千歳の命延ぶというなり」と唱えながら8の時を書くように三度くぐりぬけるのが作法です。長寿を願い、半年間のケガレを祓い浄め、お盆を迎えるための禊ぎの儀式であるとも言われます。
「水無月」は、邪気を祓う小豆が並び、三角の形は氷の形を抽象化したのもで、氷が貴重だった時代に宮中で行われていた氷室の節句に因んでいる。氷室とは、山の洞窟などで雪や氷を夏まで貯えておく場所で、天皇や将軍に献上するために氷を取り出す「氷室開き」は旧暦6月1日。本物の氷を食べることができなかった庶民の、氷へのあこがれから生まれた銘菓でもある。


鹿の子、紫陽花、水無月


吉田公園 緑花大学

お題「水無月

水無月、青梅  


Posted by 扇松DO at 00:55Comments(0)いと、お菓子!