2019年07月23日

いと、お菓子!2019 7月

ご案内

夏至末候「半夏生ず」。人にとっては、ジメジメと煩わしい梅雨ですが、草木にとっては思う存分に水を得て活気づく恵みの季節。雨はときに木々や草花を美しく見せます。「青時雨」とは、青葉から滴り落ちる雫のこと。長雨に足止めをくったような時は、フッとひと息落ち着いて、自然の織りなす情景を眺めながら、からだを休めてみるのもいいかもしれません。

県営吉田公園しずかちゃん「緑化大学」
お題「小暑」



朝の花(練り切り製)・岩清水(小豆鹿の子・錦玉羹製)

はりはら塾
タルト・フロマージュ

タルトはフランスを代表とするパイ菓子です。タルトの中に詰めるものを「フィリング」といい、焼いたビスケット生地にフィリングを詰めるタイプとフィリングを詰めてから焼くタイプのタルトがあります。タルトの原型は古代ギリシアや古代エジプトの時代に、ジャムやクリームはそのままではゲル状で食べにくいため、食べられる器に入れて出そうとしたのが始まりとか。「タルト」という名前は、古代ローマ時代に皿状のパイ菓子を「トゥールト」と読んでいたことに始まるそうです。
タルト生地には「シュクレ」「サブレ」「ブリゼ」の3種類の生地があります。種類によって食感が異なるので、作るタルトの種類に合わせて生地を選ぶと、より美味しくできます。食感や甘さの違いを知っておくと便利ですよ♪
シュクレはフランス語で「砂糖」を意味する言葉に由来します。 柔らかいバターと砂糖をクリーム状になるまで混ぜ、粉類を合わせて作ります。 他の生地よりも砂糖を多めに使っており、甘みがあるのが特徴です。バターより砂糖の分量が多いため、密度が高くパリッと堅めの仕上がりで、サクサクとした食感です。 タルトを作る際によく使われる、オーソドックスな生地です。シュクレ生地は一般的なタルト生地で、どんなタルトにも合わせやすいです。軽い味のフィリングによく合います。果物との相性もいいため、フルーツタルトやタルトタタンなどにも使われることが多いです。
サブレはパートシュクレと同じように、基本的には色々なタルトに使うことができるので、バターの風味や食感をより楽しみたい時にはサブレ生地を使用すると良いでしょう。
フランス語で「もろい」という意味のブリゼ。 冷たいバターと粉類を合わせ、水を加えて混ぜ合わせて作ります。 練り込みパイ」と呼ばれることもあります。 他の2つの生地に比べると硬さのあるザクザクとした食感です 砂糖を加えていないので、甘くないタルト生地です。
ブリゼ生地は甘くない生地なので、キッシュなどのお惣菜タルトに使うことが多いです。
卵とクリームを使ったアパレイユと呼ばれる生地を流し込むのに適しています。
チョコレートタルトなど甘いフィリング系のタルトにブリゼ生地を使うことで、甘さのバランスを良くすることができます作るタルトの種類によって、タルト生地を使い分けると、より美味しいタルトを作ることができます
「フロマージュ」とは、「チーズ」を意味するフランス語です。「チーズ」は、元々英語で、「チーズ」を意味する日本語の「乾酪(かんらく)」よりもずっと一般的で、日本で完全に定着した外来語といえます。洋菓子店などでは「チーズケーキ」を「ガトー・オ・フロマージュ」、「チーズスフレ」を「スフレ・フロマージュ」とフランス語で表記する場合もあります。



  


Posted by 扇松DO at 22:23Comments(0)いと、お菓子!