2018年06月27日
いと、お菓子!2018 5月
ご案内
春雨が止み、きらきら光る雨粒が夏の到来を告げます。気温はさほどに高くはありませんが、陽の光は一年中で最も強く、「光の夏」とも言われます。この強い日差しをうけ、草木の葉が青々と茂り、緑を濃く湛えている様を「万緑」、そんな草木の精気を吹き送る風が「薫風」です。風薫る初夏、何もかもが生き生きとして眩しい季節です。蛙が始めて鳴き、蚯蚓出で、笋生ず。夏が立ちました。
はりはら塾
「かしわ餅」
餅菓子は、糯(もちごめ)を原料にして搗いたいわゆる「餅(もち)」ではなく、中国で呼ばれる「餅(ぺい)」のことで、古書「嬉遊笑覧」に《餅は粉をつくねて蒸しただんご》とあるように、米粉・小麦粉・白玉粉・道明寺粉などの各種粉末原料を工夫して作られたものです。有名な「月餅」などは焼き饅頭ですが、これも餅菓子???、、、、。。
柏の葉は、古代では食器として使用されてたそうな・・・。また、新葉が出るまで散らないことから、無病息災と子孫繁栄の縁起物として、端午の節句(旧暦では6月初旬)には欠かせません。この「端午の節句」、そもそもは女性の特別な日だったそうです。5月は田植えの季節。田植えは女性の仕事で、「早乙女」は菖蒲やよもぎを軒先につるした家の中で一夜籠もりをして身を清める「五月忌み」の習慣がありました。現在は男の子の節句として定着していますが、これは江戸時代に五節句の一つに定められてからです。
ツバメが飛来して、田植えが終わればもうすぐ初夏。和菓子を代表するひとつ「かしわ餅」の季節です。米と小豆と柏の葉。日本の自然の恵みに感謝して健やかな生活を送りたいものですね。

吉田公園緑花大学
お題「立夏」

若葉・花菖蒲 練りきり製
春雨が止み、きらきら光る雨粒が夏の到来を告げます。気温はさほどに高くはありませんが、陽の光は一年中で最も強く、「光の夏」とも言われます。この強い日差しをうけ、草木の葉が青々と茂り、緑を濃く湛えている様を「万緑」、そんな草木の精気を吹き送る風が「薫風」です。風薫る初夏、何もかもが生き生きとして眩しい季節です。蛙が始めて鳴き、蚯蚓出で、笋生ず。夏が立ちました。
はりはら塾
「かしわ餅」
餅菓子は、糯(もちごめ)を原料にして搗いたいわゆる「餅(もち)」ではなく、中国で呼ばれる「餅(ぺい)」のことで、古書「嬉遊笑覧」に《餅は粉をつくねて蒸しただんご》とあるように、米粉・小麦粉・白玉粉・道明寺粉などの各種粉末原料を工夫して作られたものです。有名な「月餅」などは焼き饅頭ですが、これも餅菓子???、、、、。。
柏の葉は、古代では食器として使用されてたそうな・・・。また、新葉が出るまで散らないことから、無病息災と子孫繁栄の縁起物として、端午の節句(旧暦では6月初旬)には欠かせません。この「端午の節句」、そもそもは女性の特別な日だったそうです。5月は田植えの季節。田植えは女性の仕事で、「早乙女」は菖蒲やよもぎを軒先につるした家の中で一夜籠もりをして身を清める「五月忌み」の習慣がありました。現在は男の子の節句として定着していますが、これは江戸時代に五節句の一つに定められてからです。
ツバメが飛来して、田植えが終わればもうすぐ初夏。和菓子を代表するひとつ「かしわ餅」の季節です。米と小豆と柏の葉。日本の自然の恵みに感謝して健やかな生活を送りたいものですね。

吉田公園緑花大学
お題「立夏」

若葉・花菖蒲 練りきり製
Posted by 扇松DO at 16:21│Comments(0)
│いと、お菓子!