2012年08月16日

はりはら塾「角きんつば」

はりはら塾 いと、お菓子!小習いコース  第5回の講座
角きんつばを作りました。

素朴さで、変わらぬ人気の和菓子のひとつ「角きんつば」は皮種に包まれた小豆が身上のあんこの餅菓子、そもそもは西の「銀つば」が前身の『下り菓子』です。江戸時代に京の都でうるち米粉の皮で小豆の餡を包んで焼いた焼き餅が人気となりまして、楕円形に成形し表面に指で押した形態が刀のつばに似ている事から「銀つば」と呼ばれ、これが江戸に伝わり「金つば」と改名され、皮も小麦粉を薄くひいて小粋にしたてるようになったと。。。。そして幕末には四角のものが人気となり今日まで至っています。
北海道小豆のアクを丁寧に除きながら軟らかく煮あげて、砂糖を加え寒天で固めた小倉羊羹を、お好みのサイズに切り分けて、周りを水種で一面ずつ丁寧にくるむように、白い網目模様に焼きあげれば出来上がり。。。。。羊羹の甘さが、なぜかサッパリ味に感じます。
出来たてを冷茶で頂くのもいいですが、少し冷えて餡と皮が馴染んだころに渋い煎茶でいただくと、小豆の旨さが際立つように思います。。。

はりはら塾「角きんつば」
小倉羊羹の面に水種をつけて、丁寧に一面づつ仕上げます。

はりはら塾「角きんつば」
冷めて生地が馴染んだ頃が食べごろ・・・。

今回は栗の甘露煮を加えて少しだけ贅沢に。。。
見た目以上にさっぱりとした食べ口だと思います。



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